好きな列車6
ここから、今度は万年雪をいただくスカンジナビア山脈の山越えに入る。
ちょうど100km先のフィンセまで延々と上り勾配が続き、トンネルと雪崩避けのためのシェルターが連続する。
車窓の左右には樹木の間から湖や滝が姿を現わし、その息を呑むような美しさに圧倒されそうになる。
片時も車窓から目を離せない山越えのドラマは、かれこれ1時間半近くも続くのである。
しかし、さすがに力持ちの強力だけのことはある。
この区間を電気機関車はさして勾配を気にする風もなく淡々と駆け抜ける。
フィンセの手前で「ベルゲン急行」は、沿線の最高所にさしかかる。
その標高は1303m、オスロからはや1300mも高度を上げたのである。
やがて、フロム支線の起点、ミルダールに到着。